精神疾患と生活障害に苦しみ、偏見の中で孤立した生活を強いられてきた筑紫地域(人口約40万人)の障害者と家族は平成元年(1989)、有志の呼びかけで家族会「五筑会」を結成。現在、4市1町(筑紫野市・春日市・大野城市・太宰府市・那珂川町)に支部を設置。
「胸一杯の不安や嘆きを気兼ねなくはき出せる場」「支え合い学び合い」「何があれば普通に暮らせるか」を明らかにして、地域への発信を続けています。
同時に、「日中居場所がほしい」「働く場がほしい」という願いに応えて平成5年(1994)、
圏域初の精神障害者共同作業所「みぎわ工房」(現在、社会福祉法人「福岡あけぼの会」就労継続支援B型事業所」)を創設。生活・就労支援や地域交流の拠点として、活動を支援しています。
五筑会の歩み
平成元年4月 | 筑紫地域精神障害者家族会「五筑会」結成 |
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平成5年12月 | 精神障害者共同作業所「みぎわ工房」開所 |
平成8年10月 | 福岡県地域精神保健協議会長より事業功労表彰 |
平成12年8月 | 市民団体「つくしクローバー会」(のちNPO法人)結成に参加、 地域生活支援センター「つくしぴあ」等公設を求めて4年間活動(16年4月開所) |
平成15年7月 | 4市1町に支部を設け、支部長を置く |
平成15年7月 | 五筑会「法人化準備会」設置、授産施設設立めざして募金活動 |
平成16年3月 | 社会福祉法人「福岡あけぼの会」と協定、「みぎわ工房」経営を委託、法定施設化を申請 |
平成17年10月 | 精神障害者小規模授産施設 「みぎわ工房」 開所、開所式典主催 |
平成18年10月 | 障害者自立支援法施行に伴い、就労継続支援B型事業所「みぎわ工房」開所 |
平成19年10月 | 社団法人日本精神保健福祉連盟会長より事業功労表彰 |
平成21年10月 | 第57回精神保健福祉全国大会(秋田)にて事業功労団体厚生労働大臣表彰 |
1.支え合い、交流を深める
「悩んでいるのは自分だけではなかった」という発見が、安心や癒しを生む。語り合いから行事・レクへの参加など、家族同士の支え合いを深め、交流スペースの会大整備も図る。
2.学びあい、知見を広める
「最近、家族が学ぶべきは、病気の治療・リハビリ・福祉から、権利条約まで」という。
研修会参加や全国紙購読など先進モデルに学び、回復力を高める関わりを体得する。
3. 働きかけ、願いを発信する
「精神障害を持つ家族の声は小さい」と評される、必要なサービスほど届かない。ニーズに適う多職種アウトリーチ・チームを求めて働きかけを強める。また、福岡あけぼの会「みぎわ工房」を支援し、生活の質の向上を促進する。
年間行事(例)
月 | 内容 | 場所 |
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4月 | 意見交換と懇談「これからの家族会について」/総会準備 | |
5月 | 五筑会定期総会/講話と意見発表~家族の願い(例)~ | 筑紫合同庁舎 |
6月 | 情報交換と懇談 ~精神障害者アウトリーチ推進事業(例)~ | |
7月 | 家族教室: 「統合失調症とのつきあい方」(例) | |
9月 | 保健所:家族会支援「家族講演会」~医療・リハビリ・福祉(例)~ ◆ 9/初旬 福精連:家族交流宿泊研修会参加 |
筑紫合同庁舎 |
10月 | 10月下旬(日)の春日市バザー参加準備/懇談 ◆ 10月下旬(2日間) みんなねっと: 全国家族研修大会参加 |
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11月 | 秋の見学とレクリェーション (バス利用) ◆ 11月下旬 福精連: ハートフェスタ福岡 参加 |
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12月 | 情報交換と懇談 テーマ:親なあと(例) | |
1月 | 新年懇親会 ◆ 1月下旬(2日間) みんなねっと: 九州ブロック家族研修大会参加 |
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2月 | 保健所:家族会支援「家族講演会」 ~精神医療・保健・福祉をめぐる動き(例)~ |
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3月 | 懇談と茶話会 ~1年間をふり返って~ | 筑紫合同庁舎 |
1.正会員(家族・本人)
年会費 | 2000円 |
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全国誌「みんなねっと」(月刊) | 年3000円 |
合計 | 年5000円 |
年会費 | 一口 1000円 |
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口座番号 01770-1-6401
口座名称 五筑会
お問い合わせ
家族会「五筑会」
〒816-0943 大野城市白木原4-1-5
Tel/Fax:092-592-3942(みぎわ工房)
http://fukuseiren.com/ (リンク/五筑会、みぎわ工房)
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